市民が主役の奈良市政をめざす仲川げんの活動日記。

仲川げん

2011年6月アーカイブ

2011年6月26日 23:49 [日記]

バナナと日の丸弁当

今日は薬師寺で行われた国宝東塔大修理着工法要に出席しました。前回の明治31年の大修理以来およそ一世紀ぶりの大規模な解体修理と言う事もあり、全国から信徒の方々や関係者が約5000名集まり、工事の無事を祈りました。工事期間中は大きな覆い屋で囲われるため、7年後の完成までその姿は拝見できなくなるそうです。

私はよく県外の方から「奈良のどこが好きか?」と質問されると、「四季折々の表情を豊かに表現してくれる空」と答えます。都会に比べ高い建物が少ないこともあり、広く大きな空が市内各所で楽しめます。薬師寺の東塔も七条大池あたりからの遠望景観がよく知られています。私たちは塔自体の保存・修理はもちろんの事、塔のある風景もしっかりと次世代に引き継いでいかなければなりません。

今日の法要で山田管主は、「仏教の教えが難しいのではない。人というものが難しいものなのだ」と仰いました。また、日本が復興するためには自分たち自身の力で何とかしようとすることが大事だとお話になりました。そして現代の私たちが、もう一度何も無かった時代を思い出し、自分たちの力で再びこの国を力強く復興する事を願い、戦後間もない頃、食べたくても手に入らなかった「日の丸弁当とバナナ」を参列者のお土産に選ばれたとのこと。

帰宅後、家族と一緒にそろりと包みを開けてみると、弁当箱の真ん中に、小さいながらしっかりと存在感のある「日の丸」がありました。そして米は粘り強いもち米。いろんな教えが詰め込まれた弁当でした。
2011年6月23日 19:14 [お知らせ]

節電対策

今夏の奈良市の節電対策を発表しましたのでお知らせします。

関電からの15%削減要請に対しては、各自治体の首長からも異論が出ていますが、奈良市としては、今回の節電を機により環境負荷の少ないライフスタイルへの転換を図るべきだと考えています。昨日・一昨日の議会答弁でも答ましたが、原発立地自治体だけでなく、国民の多くが不安を感じる中で、さらなる原子力政策を推し進めるのは現実的ではありません。今日明日で現在稼働中の原発全てを止める事は不可能ですが、計画的かつ段階的にエネルギーシフトを図るべきであると考えます。

なお、今回の節電では本庁舎で10.4%、市役所全体で5.5%の消費電力削減が期待できます。

・パソコン節電対策(本庁舎で2.1%、市役所全体で0.7%)
パソコン3800台(本庁舎1600台、その他学校等2200台)に対し、節電プログラムの導入・ディスプレイの明るさダウン・退勤時の電源ケーブルoffにより、従来のパソコン消費電力の43.2%が削減できます。

・照明節電対策(本庁舎で3.3%、市役所全体で0.9%)
廊下等共用部分は50%(1Fは来庁者が多いため20%)、事務室は20%の消灯・間引きにより0.2%、その他市の各施設でも20%程度の消灯・間引きを実施する事により0.7%の削減となります。

・焼却炉一基の停止(市役所全体で3.6%)
市の施設で最も電力消費の多い環境清美工場の焼却炉4基のうち、1基を停止することで1日7000kwhの削減となり、市役所全体の3.6%分の削減となります。ただ、夏場はスイカの皮など、水気を含んだごみが増えるため、市民の皆さんにも「ごみ減量」に是非ご協力をお願いいたします。またこれまで「燃やせるごみ」で出されていた紙ごみも、古紙回収に回すだけで大幅な減量が可能です。(詳しくは過去のブログをご覧ください。http://www.nakagawagen.net/blog/2011/06/post-129.php

・その他
これ以外にも空調温度の適正化やノー残業デー等により、本庁舎で5.0%、市役所全体で0.3%の削減となります。

(各削減量/21年8月実績量)
本庁舎:36,600kwh/352,000kwh×100=10.4%
市役所全体:325,000kwh/5,905,000kwh×100=5.5%

詳細は以下
http://www.city.nara.nara.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1308700881991&SiteID=0000000000000&FP=toppage

2011年6月16日 07:14 [市議会]

6月議会

本日より6月定例市議会が開催されます。日程は以下。

16日(木) 開会・提案説明(10:00~)
21日(火) 代表質問
22日(水) 一般質問
23日(木) 一般質問
27日(月) 総合計画検討特別委員会
28日(火)      同委員会
29日(水)      同委員会
7月1日(金) 閉会

今回は震災関連を中心とした補正予算案と、1月臨時議会で否決された総合計画の再提案が大きなテーマとなっています。ぜひお気軽に傍聴にお越しください。
詳しい時間等は議会事務局議事調査課(0742-34-4791)までお問い合わせください。

2011年6月12日 23:29 [日記]

雑紙(ざつがみ)

6月は環境月間です。今年は東日本大震災による影響もあり、これまで以上にエコへの取り組みが重要になります。昨年度の奈良市のごみ排出量は約10万5000トンで、一人1日当たり782gでした。これは10年前に比べると約2割減少しています。しかし一方で捨てられるごみの中にはリサイクル可能なものがたくさん含まれています。
例えば一般廃棄物に占める紙ごみの量は約22%と大きいのですが、各家庭から排出されるごみの中には、本来ならリサイクルできる紙が多く混じっています。それが「雑紙(ざつがみ)」です。
通常、新聞紙や雑誌、紙パック等は古紙回収に回しますが、例えばメモ用紙や商品に付いている値札の紙等は「燃えるごみ」として出される事が多いと思います。これらを古新聞紙や雑誌等に挟んで古紙回収に出すだけでごみはもっと減らすことができます。ぜひ皆さんのご家庭でも、「ごみ減量」に挑戦してみてください。

■リサイクルできる雑紙
・パンフレット・カタログ
・紙袋
・封筒・はがき
・お菓子の箱
・包装紙
・トイレットペーパーの芯、など

(財)古紙再生促進センターにも情報があります。
http://www.prpc.or.jp/menu02/smenu01/cont03.html

2011年6月 3日 00:34 [日記]

中核市長会

本日は東京で平成23年度の中核市長会があり、日帰り出張で参加してきました。今年度から高崎市が新たに中核市に移行し、計41市となります。午前中は3つのプロジェクト会議があり、奈良市は「地域自律に向けた都市制度再編プロジェクト」の幹事市となりました。平成の大合併により自治体の規模が拡大し、政令市・中核市・特例市への移行も増加していますが、未だ十分な権限と財源が委譲されておらず、今後の都市制度を抜本的に見直す議論が高まっています。特に中核市制度においては「人口30万人以上」という要件を満たしているにもかかわらず、制度移行を行わない自治体が15もあるなど、具体的なインセンティブが働いていないと言われています。

そこで本プロジェクトでは「都市の再編による活力ある都市制度のあり方について」をテーマとし、他の都市制度との比較も踏まえながら、都市の潜在能力を最大限引き出すにはどのような都市制度が相応しいかについて議論・検討し、11月の中核市サミットを目処に国に提言することになっています。国においても現在、総務省の行財政検討会議で同様の議論が行われていますが、やはり現場で直接市民と接する私たち自身が最適な形を探り、自らの責任で運営していくことが分権時代の基本であると考えます。

メンバーは秋田市・郡山市・宇都宮市・川越市・長野市・豊橋市・姫路市・和歌山市・福山市・下関市・久留米市・宮崎市、そして奈良市の13市となります。都市制度をめぐっては、大阪維新の会が提唱する大阪都構想や名古屋の中京都構想、新潟州構想等に加え、政令指定都市の市長で構成する指定都市市長会からも「特別自治市」の提言があり、これらの動きについても今後しっかりと注視していきたいと思います。

なお、午後からの総会では今年度の会長に和歌山の大橋市長が選ばれ、奈良市は監事をお引き受けする事になりました。今年度から新たに設置された中核市長会の東京事務所にも本市から職員を1名派遣している事もあり、しっかりと活動していきたいと思います。

2011年6月 2日 08:21 [奈良市政]

追加派遣

昨晩、多賀城市で避難所運営にあたっていた職員約20名が帰庁しました。5月いっぱいをめどに行ってきた今回の多賀城市への職員派遣ですが、仮設住宅の建設が遅れていることから、現地の要請に応え、6月も継続して職員を派遣する事になりました。5月は20名づつ5クールに分けて派遣しましたが、今回は奈良市の担当する避難所が3つから2つに減った事もあり、10名×4クール、計40名の派遣といたします。食糧等は十分足りていると報告がありましたが、避難者の方々の健康や心の支えとして活躍してくれることを期待しています。
なお、5月末までの職員派遣状況ですが、消防・水道・保健師や下水道等の専門業務180名に加え、市立奈良病院の医師・看護師・管理栄養士等が191名参加、さらに多賀城市の避難所運営支援の100名(5月分)を合わせると、計471名となります。
今後も出来る限りの支援を行っていきたいと考えています。

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