市民が主役の奈良市政をめざす仲川げんの活動日記。

仲川げん
2010年8月21日 08:55 [マニフェストの取組]

マニフェスト1年進捗

7月末で就任から一年を向かえ、マニフェストについても現在、進み具合を取りまとめています。予定通り進んでいるものや、既に実施済みのものがある一方で、予想外に遅れているもの、当初予定していた手法では実施が難しいもの等、施策ごとに状況が異なります。
本来、評価をするのは市民の皆さん一人ひとりですが、今回は私自身による自己評価を付けさせていただきました。折り返し地点となる来年は、外部評価も取り入れる予定です。
政治家や行政の自己評価は、ともすれば、あれもこれも出来た、と肯定的な視点だけで述べてしまう事がありますが、私は未達成のものも明らかにして、その理由をしっかりと説明すること、そして今後の対策を示す事が重要だと考えています。今回は個々の状況報告とともに、5段階のアイコンで以下のように表現することにしました。

◎:達成済み→6事業
○:予定通り進展→10事業
△:進展はしているが予定より遅れている→6事業
□:検討準備段階→10事業
×:未着手か進展していない→1事業

検討準備段階が多いのは、「医療費補助の対象拡大」や「中学校給食」等、次年度以降に予定通り実施する事業の調査・検討中が多いことが理由です。これらについては、着実に実現すべく準備を進めていきます。
一方遅れているものとして、「不要な事業の廃止・縮小」では、既に14億円の削減は実現しましたが、まだまだ見直しは可能であるとの判断で△とさせて頂きました。また「待機児童対策」でも、民間・駅前・新設を条件に、市内で民間保育所を運営する事業者に対し、協力要請を行ってきましたが、採算等の問題で参入希望がなかなか挙がらない、という現状がありました。そこで、「新設」ではなく「既存施設の増築」や、「駅前」から「なるべく駅近」に条件を緩和し、少しでも早く、一人でも多く待機児童を解消できるよう手法を変えて取り組んでいます。今年の3月末の待機児童数は344人ですが、現時点で約半分の162人分の定員増が手配できました。しかし、受入開始にはまだ少し時間がかかることから、△評価としました。今後も2年以内(来年度末)の待機ゼロに向けて全力で取り組みます。

その他、詳細は9月号の市民だよりやHP等で追ってお伝えします。

マニフェスト以外にも、7月に立ち上げた入札制度等改革検討委員会や、秋から始動する土地開発公社問題の調査委など、新たに着手している改革もあります。過去のしがらみを一掃し、改革の道筋を一歩ずつしっかりと前進させるべく、次の一年も全力で取り組んでまいります。

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