市民が主役の奈良市政をめざす仲川げんの活動日記。

仲川げん
2013年1月11日 22:15 [日記]

成長と変革のスピード

国内外で政権交代や大きな変化があった1年が終わり、また新たな年を迎えました。奈良市では1月の元議長逮捕に始まり、5月には全職員対象の職員アンケートを実施、その結果を踏まえた懲戒処分を年末に行うなど不祥事体質の脱却と自浄作用の回復に向け「膿を出し切る」1年となりました。また土地開発公社や駐車場公社の解散、外郭団体の統廃合や特殊勤務手当の9割削減など、過去の積み残し課題に対する精算を短期間で対処する慌ただしい年でもありました。本年は一転、職員と市民の総力を以って市役所を再建する年にしたいと思います。トップダウンの変革は、即効性はありますが持続性に欠ける部分があります。現場を最も良く知る当事者の意識改革によって内発的に自己改革が繰り返される組織に変えて行きたいと年頭のあいさつでも述べました。

一方、世界に目を向けると今年1年でアジア諸国は日本の7倍の速度で経済成長を遂げると言われています。県内でも大手電機メーカーの工場が閉鎖されるなど地域の雇用不安が続きますが、世界経済の大きな再編・変革の流れは行政にとっても無縁ではありません。市民の暮らしとその基盤である経済活動の上で行政は成り立っている。これは当たり前のことですが、前例踏襲で長年やってきた職員にとっては「役所の為に役所はある」かのような考え方が定着してしまっています。目の前で起きた地域や社会の課題を、事後的に対処するこれまでの発想を転換し、これからどんな世の中になるかをしっかりと未来予測を立て対策を講じることが重要です。30年先の奈良市や日本、世界情勢がどうなるか?またどのような社会像を目指すのか?一人ひとりの頭で考え、心で感じることから2013年の市役所改革をスタートさせていきます。

Twitter Facebook  Instagram
このページの先頭へ