市民が主役の奈良市政をめざす仲川げんの活動日記。

仲川げん
2012年11月28日 05:42 [奈良市政][市議会]

議会のICT化試行について

昨日より12月定例市議会が行われています。初日は提案説明を行いましたが、今回から議会改革の一環として議場への「情報通信機器」の持ち込みが可能となったため、さっそくタブレットを活用させて頂きました。従来は紙資料の束を持ち歩いていましたが、非常にすっきりした印象があります。また質疑の中での急なデータ類のチェックも可能になりますので、円滑な議事進行にも効果があると思います。

一方、紙原稿を置く前提で手前側に傾斜した設計の演壇にタブレットを置くと、滑り落ちてくるなどの問題も分かってきました。今後は通信回線の整備や、使い勝手の良いアプリの選定、さらに全理事者が使いこなすには若干のトレーニングも必要だと思います。

話は少し逸れますが、これまでの議会では、事前通告も無く特定の数値等を即答することが求められるなど、本質的な議論とかけ離れた所で理事者側を追及する場面も見受けられました。当然、あらゆる行政データを暗記しているような人は居りませんので、答弁に窮する事になります。理事者側、特に部課長にとって議事の流れを止める「休憩」を議長や委員長に求める事は心理的にハードルが高く、この手の質問をちらつかせて理事者との従属関係を保持しようとする議員もいると聞きます。

現在進んでいる議会改革の中で、より本質的な議論が繰り広げられることによって、本来の行政監視機能が厳しく働き、市民本位の市政が実現できると期待しています。
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