市民が主役の奈良市政をめざす仲川げんの活動日記。

仲川げん
2011年9月 2日 22:00 [奈良市政]

チェンジ・再チャレンジ

 8月30日に野田新総理が誕生しました。私は「国がしくみを作り、地方が従うという構図を根本的に替え、地方との信頼を基にした日本再生へのリ ーダーシッ プを発揮 して頂きたい」と取材に対してコメントしました。野田さんは財務相時代に、社会保障と税の一体改革に伴う消費税増税に熱心で、あり、他方、増税に伴う地方への財源配分には非常に後ろ向きでした。街頭演説を地道に続けた草の根政治家として、今後は地方の実情を踏まえた舵取りへの転換を期待します。また、低成長・デフレ下での増税に際しては、より慎重な判断が必要です。確かに900兆円を超える国の借金と、年々増加する社会保障関係費を考えると、増税路線は一 面では正論ですが、 その前にあらゆる政府のムダを洗い直し、財源調達の可能性を探る努力が必要です。奈良市でも、私の就任以前から行革に取り組んでおり、「これ以上、財源を生み出す事は不可能」という話も聞いていました。

 しかし就任後、事業仕分けや入札制度の見直し等により、既に2年間で約50億円の財源を生み出す事ができました。つまり、まだ「雑巾は濡れている」訳です。 一 方、 政府与党の掲げた行政刷新会議は中途半端な状態のまま大きな進展が見られず、結果として霞が関の巧妙なサボタージュによ り骨抜きにされています。つまり、地方と国では行革への危機感や真剣さが大きく異なるということです。新政権には2年間の政権運営の反省を基に、多くの国民が望んだムダや利権の排除に改めて取り組んで欲しいと思います。

Twitter Facebook  Instagram
このページの先頭へ