市民が主役の奈良市政をめざす仲川げんの活動日記。

仲川げん
2009年6月15日 22:00 [奈良市政]

確かな地域医療・福祉

慢性的な医師 ・ 看護師不足

奈良では大淀や生駒の救急搬送事件をきっかけに、 いわゆる「たらい回し」が社会問題として取り上げられています。 また3月に総務省から発表された調査では、救急車を呼んだのに受入機関が見つからず、結果としてたらい回しになったケースが日本で一番高いととが分かりました。 急なケガや病気で、困ったときに、 安心してかかれる医療機関がないととは、 私たちのくらしの根幹に関わる大きな問題です。 しかし病院では慢性的な医師・看護師不足で、 病床がフル稼働できない状態も指摘されています。 市内では市立病院で42名の看護師不足が生じているほか県立奈良病院でも深刻な看護師不足により、 この4月から一部病床を閉鎖せざるを得ない状況に陥っています。この先、 安定した地域医療を守るには、 早急に医師 看護師を確保する必要があります。 そのために、ハー ドな勤務体系の緩和や、子育てで職を離れた人材の復職支援など働きやすい環境を整えるととが重要です。

ずっとこの街で

一方、 病院以外で看護師に対するニーズが高まりつつあるのが福祉・介護分野です。 人生の最期を住み慣れた自宅・地域で迎えたいという願いを、 地域の医療・ 福祉・介護の連携により実現しようという動きが進んでいます。 その1つが2006年にできた「小規模多機能型居宅介護施設」ですが、 人材不足もさることながら、経営が厳しく、 市内でも1ヶ所しか開設されていません。 安心して最期まで
で暮らすことができる医療・福祉体制の整備が今、 急務です。

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